2018-05-14

メモ:「平飼い」の卵・鶏肉とは?

卵を買う際に、「平飼い卵」を選んでいますが、なんで平飼いがいいの?という理由を改めて考えてまとめてみました。

■平飼い卵とは

鶏舎内を自由に運動することのできる飼育法。アニマルウェルフェア(動物福祉)に配慮し、鶏たちはストレスの少ない環境で、のびのびと運動しながら育ちます。

三重大学の研究により、一般的な「ケージ飼い」の鶏よりも「平飼い」の鶏の方が、ストレスが少ないことが証明されました。

■手間がかかる

現在の養鶏(ケージ飼い)は、窓のないウィンドウレス鶏舎で温度や湿度管理、飼料の給餌なども自動化されているのが一般的です。
一方で、平飼いを実施している鶏舎の多くが、光や風の入る環境を整えていると思います。
温度管理のため鶏舎のカーテンの開け閉めをこまめに行ったり、夏場は噴霧器で鶏に水をかけて夏バテを防止したり。
餌箱や給水器の下にたまりやすい糞を手作業で取り除いたり。
自動管理にしないことで増える手間がとにかく多いそうです。

■コストがかかっている

平飼いの鶏たちは運動をするので、とてもよく食べるそうです。そりゃそうだ、という感じですが、これってすごいコスト増ですよ。
スペースの面、メンテナンスの面、さらに飼料の面でもコストがかかっているのね・・・

■飼料に気を配っている場合が多い

一般の養鶏では、病気は飼料に混ぜた「抗生物質」で予防しています。
一方で、平飼いの養鶏の多くが「抗生物質不使用」で飼育しているのではないでしょうか。飼料に抗生物質を使わないということは、何かあれば病気にかかりやすくなるということ。その分、普段からの鶏の健康管理が大切になってきます。生産者さんに、休みがあるのか、勝手に心配してしまいます。

■有精卵がいいのか?

有精卵か有精卵じゃないか、ということは私は購入の際の判断理由には入れていません。ただ、「有精卵」ってすごいことだと思います。
だって、卵の生産だけを考えれば雌鶏だけでいいはずなのに、卵を産まない雄鶏も一緒に飼育するということですからね。それが自然の姿ということなんですよね。

■病気にかかりにくいということ

生産者さんにとって怖いのは、とにかく病気ではないかと思います。
そこで薬に頼らないと決めることはすごく勇気のある決断ですよね。
抗生物質に頼らなくても、病気がほとんど出ないのは、当別な技術や施設、機材を使っているからではなく、生産者さんの日々の努力の積み重ねによるものなんだと思います。

■消費者が、受け取れるもの

鶏たちがある程度自由に羽を広げたり動き回ったりできるようにする、病気にならないよう、ストレスの少ない環境を作る。
簡単にできることではないはずですが、ここに「安全で美味しいものを届けたい」という生産者さんの想いを感じます。

だから、今日も感謝して、いただきます。

ちえ

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