2018-12-03

「砂糖なし育児」について考える

糖質は脳の働きなどに欠かせない栄養素です。だからと言って、必要なのは「砂糖」でしょうか。
糖質とは、砂糖や果糖、オリゴ糖や穀物のでんぷんも含みます。砂糖、特に精製された「白砂糖」が子供に与える影響についてまとめました。

1感情の起伏が激しくなる

体に負担の少ない、理想的な糖質のとり方は、穀物のように唾液によって糖に分解されてからゆっくり吸収するものだと思います。
砂糖のような二糖類や、ブドウ糖のような単糖類は、口に入れてすぐに脳に影響します。
急激に体の血糖値が上がり、その上がりすぎた血糖値を下げようと、体内から大量のインシュリンが分泌されます。すると今度は血糖値が急激に下がってしまい、体は低血糖に。
そしてまた糖分が欲しくなり・・・また、低血糖から脱するために、アドレナリンというホルモンが分泌され、気分が高揚したり攻撃的になったりします。
物忘れや集中力の欠如、攻撃的な様子など、もちろん食事が全てではないですが、結構関係しているかもしれません。
この悪循環を避けるには、砂糖の過剰摂取に気をつけることだと思います。

2体内のカルシウムやビタミンが奪われる

砂糖が精製される過程で失ったビタミンやカルシウム。実は砂糖を体内で分解する際にビタミンB1やカルシウムを必要とするので、体の中から摂るしかなくなってしまいます。
体内のビタミンやカルシウムはどんどん奪われ、骨から削られることになります。
カルシウムは骨や歯を作るだけでなく、神経の興奮やイライラを抑えたり、筋肉をスムーズに動かしたりするのに非常に重要なものです。

3病気になりやすくなる

子どもの腸内細菌叢は、12歳ごろまでに完成しますが、幼い頃から精製された砂糖を多く摂っていると腸内環境が悪くバランスが崩れたまま完成し、病弱な体になってしまうそうです。
幼少期の食物アレルギーは7割近くが小学生になる前に自然治癒するそうですが、東洋医学でいう「瘀血(おけつ)」と呼ばれる状態だとアレルギーも長期化する可能性が高まるそうです。(瘀血とは、血流が淀む状態です。)
子宮筋腫やひどいアレルギーの人は甘いものを好む傾向があり、多くが「瘀血」になっているそうです。

4むし歯のリスクが高くなる

口の中にいる細菌は、糖分をえさにして酸を出します。その酸で歯が溶けたり、弱くなってしまいます。
一方で、「糖分なし」の状態にして唾液の力を十分に発揮できれば歯は修復されるそうですよ。人間に備わっている力ってすごいですよね。極論を言ってしまえば食生活を変えればむし歯とは縁が切れるそうです。歯磨きは予防の一つであって万能ではないんですね。

「頭ではわかった。でも甘いもの好きなんだよなあ・・・」と思いませんか?でも「甘いものを食べたい」という気持ちは、実はダミーかもしれません。本当に体が欲しているものを食べたいですね。
冷えや肥満については書きませんでしたが、白砂糖は現代病の大きな要因であることは間違いないようです。
私は保健室の先生だったのですが、病気に限らず問題視される多くの社会現象にも関係している気がしてならなかったです。体の負担が少ない食生活について、もっと考えていきたいです。

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